注文住宅は分譲住宅よりも高価で、且つ土地を自分で用意しなければならないなどいろいろと手間のかかるものです。しかも分譲住宅は一般的に新しい団地としてできることが多い為近隣もほぼ同時期に入居し始め、人間関係が作りやすいのに対し注文住宅は既存の団地の中に建てることが多く、既に近隣の人間関係ができている中に入るという難しさが有ります。にも関わらず多くの人が注文住宅に憧れる理由はどこにあるのでしょうか。その大きな理由の一つに自分の思いがこもった家が建てられるという点があります。
自分の家族の現在、若しくは将来を見据えて家の形や間取りを考え、実際に設計に関わることは非常に楽しみな事であり、また自分の夢が一つ一つ実現していくという実感が有ります。また家の形を考える上で家族の将来を考えるという逆の発想も有り、将来に向けた希望が大きく膨らむという点も分譲住宅とは大きく異なります。分譲住宅も決して安いものではないため、購入に当たっては自分や家族の生活や将来を考慮して購入を検討するという点では変わりはありません。しかし、分譲住宅では既存の家に対してその使い勝手などを検討する中で将来を考えるのに対し、注文住宅は将来の設計を行う中で家の形やあり方を考えていけるという大きな違いがあります。
その為、長い目で考えたときには目先の人間関係や環境よりも、将来どのように生活して行けるかを考えられる点で注文住宅の方に憧れる人が多いのです。
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