最近の注文住宅では和室がない

コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えると、住宅の購入を検討するという家庭がかなり多くなります。自宅で過ごす時間を充実させたいという希望から、注文住宅を検討しているという人も増えてきているのですが、少し前までは当たり前にあった和室がなくなりつつあるのです。少し前まではリビングの横に引き戸で仕切ることのできる和室が当たり前のようにありましたが、最近ではこのリビング横の和室を設置しないという家庭が増えてきているのです。注文住宅では自分の好きなように間取りを作ることができますので、使用するか分からないような和室を作るよりも玄関続きのシューズクロークを大きく設計したり、キッズスペースにしたいという希望を持っている人が増えてきています。

そもそもリビング横の和室は客間として使用することが多く、来客があった時や遠方から泊まりに来た人が寝ることができるように考えられたスペースなのですが、最近の核家族化や新型コロナウイルスの影響で自宅にかしこまった来客が来たり、ましてや宿泊していくということが全くなくなったということから、和室を使用しないと考える人が増えてきたということが、和室がなくなっている理由となっているのです。その代わりにリビングから子供を見守ることのできるキッズスペースを設けたり、ワークスペースにしたりと自分たちの生活の充実に空間を使うという考えで注文住宅を建てるという人がとても多くなっているのです。